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手描き友禅による振袖レンタル

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2016年11月

《その10》引染(地染め)

    京手描友禅~制作工程について~ 

皆様こんにちは(^^)

『京手描友禅の振袖』についてご紹介☆

《その10》引染(地染め)

引染とは、生地に染料液を刷毛で均一に、またはぼかし表現染色する工程です。
手描友禅の工程の中で最も広い面積を染色することが多く、それだけ染の難点が目立ちやすい工程です。

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試染めをした後に、色合わせした染料を刷毛でムラの出ないように染めていきます。
濃い色は2~3度、色を重ねて染め上げます。

1.工程に入る前に、色見本より染め上げる色を決める。
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2.一反の生地の両端に張り木をかけるための布を縫いつける。

3.点検を行う。
⇒生地の性質、伏糊の状態、汚れがないかということを確認する。

4.引張りを行う。
⇒張り木を生地につけ、引染工場の両端に設置された柱にしばりつける。
そして生地の裏面に小張伸子を打っていく。
《目的》生地をたて、よこに張り、生地のシワを十分に伸ばす。
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5.地入れを行う。
⇒染料液で染める前に、ふのりや海藻類系の糊料または蛋白質液を刷毛で塗布する。
《目的》染料液の生地への浸透や移行を調整し、染料液が糸目糊の外へにじみ出ることやむら染になることを防止する。
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6.生地を均一に乾燥させる。
※現在の引染工場では、湿度、温度をコントロールできるようにさまざまな工夫がされている。
《乾燥方法》プロパンガスを使ったあぶり車を使用し、人工的に乾燥状態を調整する。
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7.色合わせを行う。
⇒染料の分量を量り熱湯で十分に溶解させ、元色として7~8色用意するのが標準的です。
一反を染色するのに必要な染料液は約1.8リットル!!
バケツに必要量の水を入れ、主調となる色から順に元色を混合して色合わせを行う。
《ポイント》長年の経験による“勘”が必要!!
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8.引染を行う。
生地の右端から左に向かって刷毛を動かし、むら染にならないように手早く染めていきます。
その後は、あぶり車で乾燥させます。
《ポイント》均一に染めるために一気に行わなければなりません!!
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均一に染まらなかった場合は、商品として価値のないものになるので準備や工程管理など染める以外においても注意が必要な工程です。

【表】
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【裏】
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《その9》糊置~伏糊置~

    京手描友禅~制作工程について~ 

皆様、こんにちは(^^)

『京手描友禅の振袖』についてご紹介の続きです♪

《その9》糊置~伏糊置~

伏糊置とは、糸目糊を置いた模様の中をすべて糊で伏せて防染する工程です。

地色を染めるために模様部分を防染する役割となり、少しの失敗が後に大きく影響します。
そのため、細心の注意を必要とする大切な工程になります。

1.ふちくくりを行う。
※糸目糊の内側にそって隙間があかないように模様の輪郭線をなぞるように伏糊を置いていく工程

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2.ベタ伏せを行う。

※模様のなかを伏せていく工程

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3.鉄砲伏せを行う。

※1.ふちくくりと2.ベタ伏せの間を伏せていく工程

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4.糊面に挽粉(ひきこ)をかける。

※挽粉とは、オガクズをふるいにかけ細かい粒子だけを選んだもの。

⇒糊の表面を保護する役割とほかの生地に付着するのを防ぎます!!

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5.裏吹水を行う。

※裏から水を噴霧します

⇒伏糊を生地のなかにまで浸透させ防染力を高めます!!

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糊置は、地色を染める際に模様部分に色が入るのを防ぐための工程でした☆

 

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《その8》糊置(ゴム糸目糊)

    京手描友禅~制作工程について~ 

皆様、こんにちは☆

『京手描友禅の振袖』についてご紹介の続きです。

《その8》糊置(ゴム糸目糊)
糊置とは、下絵をでんぷん糊やゴム糊などの防染剤に置きかえていく工程です。

一般的には糸目糊と次の工程である伏糊を合わせて糊置とされています。

☆重要ポイント☆
挿友禅の際に染料が他ににじまないように防染すること!!!

1.まずは枠場掛けという方法で生地を張ります。
※枠場掛けとは、生地の両端をつなぎ合わせ、これを枠場にセットすることです。
枠には生地の支点となる位置に滑車があり、位置を調整しながら生地を張ることができます。

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2.糸目糊を置く
渋紙で作った小筒と先の細い先金を使用します。
筒に糊を入れて絞り出しながら線を描いていきます。
⇒細くて一定の糊を置くことができるようになるにはかなりの練習が必要です。
まさに熟練の技!!職人技です!!!

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[写真:草稿の下から光を当て直接糸目糊を置く方法で行っております]

糊置は、ただ下絵の線をなぞるという工程のように思いますが
下絵の良さを引き出し、不十分なところを補うことが求められます!!
そのため、下絵制作者と同じくらい絵心や約束事を心得ることが必要です。

 

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《その7》下絵

    京手描友禅~制作工程について~ 

皆様、こんにちは☆

『京手描友禅の振袖』についてご紹介の続きです。

《その7》下絵

下絵とは・・・
意匠図案にもとづいて、仮絵羽仕立てされた白生地に青花液で模様を描いていく工程です。

1.あたりをとる。
うすい青花液で大まかに描いていくこと!!
模様のバランスを保つように骨格だけ描いていきます。
2.下絵を描く
模様の本体部分などの細かいところを濃い青花液で描いていきます。

青花とは・・・
露草の花の汁を和紙に浸み込ませた青花紙のこと!!
この花汁は、青インクに似た色の液体で水に溶けやすい。
そのため生地につけても水で流れ落ちるため下絵の材料として優れています。
現在では、熱を加えることで消える化学青花やフェルトペン状になった青花ペンも使用されているそうです。

下絵を描くには
図柄の難易度や描く人の力量の関係で、どれだけの準備が必要か異なります。
例えば、、、
〇イメージがはっきりしている場合は、直接白生地に描いていく。
〇複雑な図柄の場合は、原寸大の模造紙に下絵を描き全体の構図を確認する。
〇「草稿写し」という方法で描く。
下絵が描かれた紙の上に生地を重ね、下から光を当てて下絵を生地に写しながら描く方法です。

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※下絵が終われば仮絵羽をほどきます。

下絵は、センスや絵心が問われる工程です!!

 

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