皆様こんにちは(^^)
『京手描友禅の振袖』のご紹介続きです☆
《その12》水元(水洗い)
水元とは、完全に染着された生地を多量の水使ってきれいに洗い流す工程です。
《目的》生地に残った未染着の染料や薬剤、糊料を完全に洗い落とすこと
※生地に少しでも不純物が残っていると…
⇒染料の汚染、スレ、折れの発生、生地の風合いを損なうなどの問題が発生します!!
簡単に思われがちな工程ですが、、、
糊を落とす際のブラッシング等では“熟練の技”がないと生地を傷めることになるため、ほかの工程に劣らない重要な工程です。
2.模様部分についた糊を落とすために刷毛でブラッシングを行う。
《ポイント》この際、生地を傷めずに行うことは職人技!!!
1965年ごろまでは自然の川で水元を行っていました。
しかし!!!
環境汚染の問題から禁止され、現在は工場に人工川を作り水元が行われています。
近年では水洗機の使用も増えてきています。
伝承の会
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